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現存する日本の飛行場の中で、最も古い歴史がある、各務原飛行場のある岐阜県各務原市。
ここ各務原は、飛行機の製造や飛行が盛んなことから「航空機の街」として知られています。
各務原市には、飛行機の歴史やしくみ、宇宙開発について知ることができる「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」があります。
そんな「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」が2018年3月、開館20年を機にリニューアル!
今回は、岐阜各務野高校2年生の3人が、博物館のおすすめをご紹介します♪
岐阜駅から車で約25分、岐阜基地のすぐ南にある青色の大きな建物が「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」。
展示は、「航空エリア」と「宇宙エリア」の2つに分かれています。
「航空エリア」は、世界で唯一現存する「飛燕」や、操縦体験ができる「シミュレーター」など楽しめるエリア。
「宇宙エリア」は、国際宇宙ステーションの「きぼう」や、現在も宇宙で探査を続ける「はやぶさ2」の実物大模型など、これまでの宇宙開発を間近で見られるエリアです。
航空や宇宙の知識がなくてもご安心を♪
学芸員さんが、裏話を交えながら楽しく教えてくれる「スポットガイド」が開催されています。
(ガイドの詳細は、記事の最後に記載しています)
まずは、航空機の歴史や、様々な機体を見ることのできる「航空エリア」へ。
今回のリニューアルではずせない、一番人気の「飛燕(ひえん)」。
この飛燕を目当てに来館する方も多くいるそう!
飛燕について詳しく教えてくれるのは、学芸員の太刀川さん。
「飛燕は、第二次世界大戦中に開発し、実際に使用された戦闘機です。実は、自立可能な状態で残っているのは、この一機だけなんです。」
「え、たった一機だけ!?」
「戦後、航空機や戦闘機は全て壊したり、テストのために持ち帰られました。これは、奇跡的に破壊を免れ、日本に残った一機なんですよ。」
なんと、飛燕は各務原市にある川崎重工業が開発、製造していた戦闘機。
この飛燕も川崎重工業が修復したそう。
飛燕は、製造の跡を見てもらうため、塗装がされていません。
機体の丸い点々が接合部分。塗装してないからよく見えますね!
飛燕と一緒に展示されている、零戦の試作機「十二試艦上戦闘機」の実物大模型も、迫力ある展示。
「うわ〜、本当に飛んでるみたい!」
続いて向かうのは、戦後歴代の航空機が展示してある大きなフロア。
製造の古い順から並んでいて、航空機の移り変わりが楽しめます。
「先頭に並んでいる、KAL-1(カル・ワン)連絡機は、各務原で戦後初めて製造された航空機。実は、各務原飛行場で初飛行したんです!」
各務原は、今も昔も航空機との繋がりが深いんですね。
歴代の航空機を見ながら進んでいくと…
体験しながら仕組みが学べる、シミュレーターのブースが見えてきます。
旅客機やヘリコプターなど、種類は様々!
まずは、航空自衛隊のアクロバット飛行をする「ブルーインパルス」の飛行をイメージしたシミュレーターに挑戦!
実際のブルーインパルスのように、操縦桿を片手で操縦することができます。
画面に映る空は、実際の各務原の上空を撮影したもので、とってもリアル!
「わ〜!全然違うところに行っちゃう!」
ちょっと難しいけど、空を飛んでるみたいで、すごく楽しい♪
さらに進んでいくと、大きな画面を発見!
こちらは、機体を自由にデザインできるシミュレーター。
色・柄が細かく選べて、文字も入れることができます♪
「どれにしよっか〜?」
「赤はどう?」
「派手にしちゃお〜!」
色や文字を選んで…完成!
出来上がった機体は、大画面で飛ばすことができますよ。
お腹がすいたら、館内の「空宙博カフェ」へ♪
店内は、上空をイメージした明るい雰囲気。
空宙博カフェには、航空・宇宙をモチーフにした、見た目も可愛いオリジナルメニューがたくさん♪
中でも、人気メニューの中から3つをオーダー!
「いただきま〜す!」
まずは、ご飯メニューで人気の「宇宙の星空カレー・辛口」。
チーズがまるで星空みたい♡
「おいしい!」
食べれば食べるほどクセになる辛さ!
辛いのが苦手な方は、甘口もありますよ。
こちらは、デザートメニューで人気の「夜空のワッフルプレート 満月風アイスクリーム付き」。
プレートには、粉砂糖で描かれた夜空を飛ぶ飛行機のイラストが♡
ワッフルがカリッとしていて、アイスクリームとの相性バツグン!
夏季限定メニューなので、食べれるのは今だけですよ♪
続いては、写真映え間違いなしの「ふわふわ雲のソーダゼリー」。
爽やかな青色のソーダと、雲みたいなふわふわな綿あめが可愛い♡
実はこのドリンク、上からソーダをそそぐと…
綿あめが一瞬で溶けた!なんか実験みたい!!
シュワっとするソーダと、プルっとしたゼリーの食感が楽しい♪
お腹も満たされたところで、「宇宙エリア」へ。
最初に目に入ってきたのは、ロケットの先端「フェアリング」。
フェアリングとは、中に入っている衛星などを、
打ち上げる際の音響や振動、空気の抵抗で生じる熱から護るものです。
実物の大きさに圧倒されちゃいます!
宇宙エリアを進んでいくと、不思議なものを発見!
ソファーに寝っ転がって見てみると、上には大きなスクリーン!!
人工衛星が観測した地球の姿が映し出されています。
ソファーに設置してあるハンドルを動かすと…
「あ、画面が動いたよ!」
映像の中の、地球の周りを飛んでいる人工衛星を、
ハンドルを操作して捕まえると、人工衛星の情報が流れる仕組み。
ゲーム感覚で楽しく人工衛星について学べます♪
人工衛星について学んだら、宇宙エリアの中で一番目を引く大型展示、「きぼう」へ。
きぼうについて詳しく教えてくれるのは、学芸員の髙屋さん。
国際宇宙ステーションは、宇宙飛行士が宇宙に滞在しながら、研究や実験をする場所。
「国際宇宙ステーションは、様々な国の宇宙機関が運用していて、日本はきぼうの開発を担当しました。」
こちらが、きぼうの実物大模型。
すごく大きい〜!
中に入ることもできるので、細かく再現された内部を見るのも楽しいですよ♪
「あれ?扉の下にWelcome to KIBO!って書いてある!」
これは、扉から入ってくる宇宙飛行士に向けたメッセージなんだって!
宇宙飛行士同士でそんなやり取りしてるんですね♪
各スポットの展示方法も最新の技術を使い、一新!
これは、プロジェクションマッピングを使った展示。
立体的に見えて不思議!
大きなスクリーンを使った展示もあります。
航空や宇宙に詳しくなくても、映像だと分かりやすいですね♪
パネルにあるQRコードに携帯をかざすと、
展示物についての解説や音声を多言語字幕で案内してくれます。
混雑時、携帯でゆっくり解説を見ることが出来るのでオススメです!
最後はミュージアムショップでお買い物♪
リニューアルに合わせて、販売スペースも拡大!
人気は飛燕グッズ。
中でもプラモデルは、忠実に再現されていて、大人気!
空宙博限定の缶バッジも付いていますよ♪
人気NO.1の商品は、空宙博限定のおせんべい。
「見て見て!宇宙服!」
宇宙服や操縦服のレプリカも販売しています。
これを着れば、気分はすっかり宇宙飛行士!
お土産もお土産話もいっぱい♡
「貴重な航空機が間近で見れて、楽しかった!」
「シミュレーターの体験がリアルだったよね!」
「また来たいね♪」
新しくなって、さらにグレードアップした「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」。
皆さんも、ぜひ航空・宇宙の魅力を体感しに来ては?♡
開始時間 | 11:00、13:00、15:00 |
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集合場所 | 館内A2ゾーン 飛燕展示場 |
所要時間 | 10〜15分程度 |
開始時間 | 11:30、13:30、15:30 |
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集合場所 | 館内S4ゾーン きぼう展示場 |
所要時間 | 10〜15分程度 |
施設名 | 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 |
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住所 | 各務原市下切町5丁目1番地 |
開館時間 | 平日10:00〜17:00 (最終入館 16:30) 土日祝日10:00〜18:00 (最終入館 17:30) |
休館日 | 毎月第1火曜日 年末年始(12月28日〜1月2日) ※月によってメンテナンスなどで休館の場合があります。 詳しくはHPの開館カレンダーをご覧ください。 |
TEL | 058-386-8500 |
WEB | sorahaku.net |