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岐阜におしゃれな牛乳屋さんがあるのをご存知ですか?
イベントやお取り寄せで人気の秘密を探って来ましたよ♪
岐阜市から車で30分、揖斐郡池田町。
県道256線沿いに、THE MILK SHOPの看板が見えてきました。
古民家を改装した、イートインスペースつきの牛乳直売所ということですが……。
入り口から漂うおしゃれな雰囲気。
本当に牛乳屋さん?
中に入ってみましょう♪
オレンジ色の灯りが優しい、THE MILK SHOP店内。
牛乳をモチーフにしたインテリアに囲まれて、
牛柄の牛乳が並べられていました。
スーパーで買う牛乳と違って、とってもおしゃれなデザイン!
この牛乳屋さんは何者!?
THE MILK SHOPは、池田町の棚橋牧場が2014年に立ち上げたブランド。
棚橋牧場の歴史は100年以上前、初代の銀八さんが乳牛を飼い、牛乳の瓶詰め・個人宅配を始めたところから。
現在牛はいないものの、学校給食と一般家庭への宅配をメインにして、牛乳の製造・販売を続けています。
まず驚いたのが、必ずしもすべての牛乳屋さんが、飼育から出荷までをおこなっているわけではないこと。
「牛乳の会社といっても、牛を飼う会社、牛乳を運ぶ会社、詰めたり加工したりする会社があります。全部一貫してやっているところは多くありません。」
こう話すのは、代表の棚橋さん。
小売業や他の牛乳屋さんで修行をしたあと、実家を継がれたそう。
「少子化で学校給食や個人宅配に出す数が減る中、牛乳の魅力を発信して、新しい楽しみ方を提案したいと考えました。」
だからこそ、THE MILK SHOPのコンセプトは、「ミルクを楽しく、ミルクで笑顔に!」。
イートインスペースのある直売所も、お客さんに牛乳を楽しんでもらう拠点として、2016年5月にオープンしました。
お店のあちこちに、牛乳を想起するようなひとくふう。
「手に取って、ひとくち知ってもらうために、まずはデザインにこだわっています。」
イベント用の車もかわいい♡
「この牛柄にも、ほら、瓶の牛乳が。」
あ、ほんとだ!こだわりがたくさん。
こうしているだけで、牛乳を飲みたくなっちゃいます。
「せっかくなので、工場見学からご案内しましょう。そのあと牛乳を飲んでみてください。」
THE MILK SHOPの建物の奥に、棚橋牧場の工場(こうば)があります。
白衣を着て見学スタート!
酪農家さんから運ばれてきた牛乳は、そのまま瓶詰め・パック詰めされるわけではありません。
おいしい牛乳のためには、目に見えないゴミの除去、加熱殺菌、冷却といったいくつかの工程を通ることが不可欠。
「牛乳の製造は、熱いか冷たいか。悪い菌はぬるい温度で繁殖しやすくなります。」
製品としての牛乳がどう作られるのか。
棚橋牧場のこだわりポイントと一緒にご紹介しますよ!
仕入れた牛乳の貯蔵。
朝運ばれてきた牛乳を、このタンクの中で5℃以下に保っておきます。
棚橋牧場は、販売に必要な分だけを仕入れて、その日に使い切ります。
売り切れてしまうことがあるけれど、必要な分を使い切る方が新鮮な牛乳を販売できます。
遠心分離機で、ゴミの取り除き。こちらも5℃以下。
ゴミを取り除いた牛乳は、パイプを通じて隣の部屋へ。
こういったパイプや器具は、毎朝細かいところまで取り外され、洗浄されます。
この機械を通して、牛乳を一気に60℃まで加熱。
脂肪球(脂肪のかたまり)を同じ大きさになるようにつぶす機械。
うまく圧力をかけて均一にしないと、クリームが浮いてきちゃうそう。
脂肪球の大きさを調節するために、さっき加熱したのか!なるほど。
奥の大きなタンクは殺菌用。
棚橋牧場は80℃で15分間、昔ながらの「パスチャライズ製法」で、牛乳のしっかりした甘みと深みのあるコクを残します。
一般的に、市場に流通している牛乳の殺菌温度は120~130℃。時間は一瞬。
高温で瞬間的な殺菌は、大量の牛乳の処理には向いているけれど、その分いい菌も殺してしまい、風味を犠牲にしてしまうそう。
殺菌の終わった牛乳を10℃以下まで冷却して完了。
牛乳の製造は、本当に熱いか冷たいかなんですね。
いよいよ瓶詰め!
棚橋牧場の牛乳は、搾乳後2日で瓶詰め。詰めてから5日が賞味期限。
一般的な牛乳よりも賞味期限が短いのは、上述の通り、風味を残すための殺菌方法だから。
こんなふうに作られた牛乳を、いよいよいただきます!!
直売所に戻ってきました♪
いただけるメニューはこちら。
季節のドリンクや、(曜日によりますが)プリンやお菓子の販売もあります。
何にしようかなあ〜。迷うね♪
「まずはフォームドミルクを飲んでみてください!」
やっぱり定番は外せないですよね♪
そのうえで、私は「抹茶アーモンドミルク」を飲んでみたい!
いいね〜♡ 私は「いちごミルク」にしようっと!
隣のイートインスペースはこんな感じ。
待っている間に、牛乳の飲み比べをさせていただきました。
しぼりたての牛乳と、殺菌された牛乳。
しぼりたてって、濃厚なイメージがありませんか?
実は意外とサッパリしているんですよ。さらさらとした、THE乳。
熱が加わると、あら不思議。
甘みやコクが出て、牛乳らしい香りも出てくるんです。
卵が、生卵・半熟卵・ゆで卵で味が違うように、どれもおいしいように、牛乳もしぼりたて・殺菌済み、それぞれの味わいがあります。
定番のフォームドミルクがやって来ました(200円)!
子どもが無心に牛乳を飲んだ時にできる、牛乳ひげ。
牛乳ならではの、おいしさ・楽しさの表現です。
私たちも作ってみよ♪
くいっと角度をつけて飲み、ゆっくり顔を上げると……、
でき…た?
結構むずかしいね(笑)
次は私。
じょうず!履歴書の特技欄に書いたら?(笑)
抹茶アーモンドミルク(400円)は、意外だけどとっても合う組み合わせ♪
いちごミルク(350円)は、つぶつぶ感がたまりませんよ♡
ちなみに、冷えた牛乳は瓶で飲むのがいちばんおいしいそう。
持った時の瓶の冷たさも、瓶の口に集約される香りも、牛乳のおいしさの大切な要素。
特別パッケージの500ml瓶は、430円。
飲み終わったあと、お花や雑貨を入れてもかわいい♡
小さい瓶の牛乳、コーヒー牛乳もおしゃれ(各130円)。
1000mlのパックは380円。
扱いやすいから、おかし作りに使うのもGOOD。
飲む前も、飲んでる時も、そのあとも、笑顔にさせてくれるのがTHE MILK SHOPの牛乳です。
ミルクを楽しんでもらうために、新しいメニュー開発やワークショップも予定。
試作中の生キャラメルは、口の中でとろけました♡
*撮影後注記:
2017年2月9日から、ミルクキャンディ(8個入り630円)として販売開始。
手づくり&無添加で、味はClassic(ミルク)、Midori(緑茶)、Dark(ラム)の3種類。試食もできるそうですよ♪
岐阜市から揖斐まで、少し遠いイメージがあったけど、行ってみると意外とすぐ。
こんなにおしゃれな牛乳、おいしい楽しみ方に出会えるなら、わざわざ足を運ぶ価値ありです。
同じ建物の2階には、おしゃれな雑貨屋さん「暮らしの店コモレビ」も。
牛乳と雑貨を楽しんでいたら、あっという間に時間が過ぎること間違いなし!
ぜひ遊びに行ってみてください♪
名称 | 棚橋牧場 THE MILK SHOP |
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住所 | 揖斐郡池田町池野470 |
営業時間 | 10:00〜18:00 |
定休日 | 水曜日・日曜日 |
TEL | 0585-45-2155 |
WEB | milk-shop.jp |
名称 | 暮らしの店コモレビ |
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住所 | 揖斐郡池田町池野470 |
営業時間 | 11:00〜17:00 |
営業日 | 第2・第4 木金土曜日のみの営業 |
TEL | 090-6096-1174 |
WEB |