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近頃、若い人たちからも注目を集めている農業。
まちの喧騒から離れた大自然の中で、土に触れ、種を蒔き、収穫する・・・。
食卓に並ぶ野菜がどのように作られているのかを体験することで、食の大切さや、農業の面白さに気付くことができます。
私たちも、そんな農業体験に挑戦してみました♪
今回、お世話になったのは加茂郡白川町にある「和ごころ農園」。
とっても自然が豊かで、のどかな場所。
岐阜市内からは約1時間半、名古屋からも2時間以内で行くことができます。
この農園を営むのは、脱サラして、農業の世界へ飛び込んだという伊藤和徳さん。
伊藤さん「ここの作物は無農薬で、肥料もなるべく使わない自然農法にこだわっているんです。土の中にいる微生物を上手く働かせて野菜を育てています」。
こういった農家さんの熱い思いを、身近で聞けるのも農業体験の魅力の一つですね♪
玉ネギにピーマン、カボチャなど、いろんな種類の作物を少しずつ栽培しているのもこちらの農園の特徴です。
今回は、週末などに気軽に体験できる「日帰りコース」で農業を体験させていただきましょう♪
まずはジャガイモ畑にやって来ました。
伊藤さん「茎が枯れると、収穫の時期です」
太い茶色の茎の下に連なってジャガイモがあるのだそう。
早速、ジャガイモの収穫をスタート!!
茎の根元の土を掘ると・・・
わ~!ジャガイモがたくさん!
奥のほうに眠っているジャガイモまで掘り起こしていきます。
どんどん出てくるから楽しい~♪
無心になって、ひたすら土を掘っていく私たち。
暑さも忘れて掘って掘って掘って・・・
こんなにたくさん収穫できました!
思えば久しぶりに土を触った気がします。
なんだか気分爽快です♪
ジャガイモの隣の畑ではインゲン豆を栽培中。
次の季節に収穫するための豆蒔きをさせてもらいます。
これが、インゲン豆の種。
インゲン豆ってよく食卓に並ぶけれど、種は初めて見ました!
伊藤さん「黒いビニールに穴が開いているので、そこに4つずつ種を蒔いてください」。
このビニールは、雑草除けと、微生物の働きを活発にさせる役割があるのだそう。
土に指を刺して土に小さな穴を空け、そこに種を蒔いていきます。
最後に土をかぶせて、軽く手のひらでポンポンポン・・・。
この時、「元気に育ってね」と念を込めてあげるのがポイント♪
こうやって種からずっと育っていくのを見ていると、愛着が湧くんだろうなあ・・・。
伊藤さん「次は、お昼ご飯に食べるインゲン豆を収穫しましょう」。
やった~♡
収穫時を迎えたインゲン豆の畑に移動すると・・・
わーきれい!
ドーム型の支柱につるが絡んだ様子は、まるで緑のトンネル♡
あちこちにインゲン豆がなっていますよ。
食べごろなのは、12~13㎝くらいに成長したもの。
これ以上大きくなって豆の部分が膨らんでくると、スジができておいしくないのだそう。
どれがいいかな~?
真剣に選んで、チョキンチョキンと根元をハサミで切っていきます。
ちなみに大きくなりすぎたインゲン豆は、そのまま枯らしちゃうんです。
伊藤さん「ほらっ!それがまた次に蒔く種になるんですよ」。
ほんとだ!枯れたインゲン豆の中には、さっき蒔いたのと同じ種が!
芽が出て、花が咲いて、実がなって、土に返る・・・。
野菜の生命力のパワーを感じました!
お昼になったら、待ちに待ったランチタイム♪
ご飯は、和ごころ農園で収穫した「亀の尾」という品種の米を使います。
伊藤さん「お米ももちろん無農薬。なるべくストレスをかけないように育てています」。
それを、釜戸で炊き上げるんです♡
釜戸炊きも少しだけお手伝い♪
薪を入れて火を付けたら、のんびり待つだけ。
そして30分ほど経ったら・・・
炊き上がりました~!
ふっくらしていて、良い香り♪
丁度、伊藤さんの奥さんが作ってくれた料理も完成した様子。
わー!とっても豪華♡
献立は、釜戸炊きごはん、夏野菜のドライカレー、トマトのオーブン焼き、ひじきのマリネサラダ、オクラ、インゲン豆の和え物です。
野菜がたっぷりでおいしそう~!
ではみんなで、「いただきまーす!!」
ご飯は噛むほどに自然な甘みを感じられます。
しっかりとお米の味がするので、白米だけでも満足できるほど♪
「トマトのオーブン焼き」は塩とバジルだけでシンプルに味付け。
トマトそのものの味が濃厚で、甘みと酸味のバランスが抜群♪
どの料理もそれぞれの野菜の味が生きていて、とってもおいしかった~♡
なんと最後はデザートまで登場。手作りの「ホオズキゼリー」です♪
自家製野菜ジュースで作ったゼリーに、採れたての食用ホオズキの実が入っています。
娘の花ちゃんもにっこり。おいしいね♡
一つひとつの野菜のおいしさをじっくり堪能できて、大満足のランチタイムでした。
ゆっくり休憩したら、午後の農作業を開始。
今度は11月ごろに収穫するための秋ジャガの植え付けにチャレンジ!
伊藤さん「ビニールに開いた穴に、ジャガイモを一つずつ植えてください」。
手首の深さまでジャガイモを土の中に入れて、土をかぶせます。
そしてまた、「元気に育ってね」と、念を込める・・・。
これをせっせと繰り返していきますが、仕事が遅い私たち(笑)
さくさくと作業をこなしていく伊藤さんとどんどん距離が離れていきます・・・!
慣れてくると早く植えられるようになるそうですよ。
そしていよいよ、最後の農作業。
お昼ご飯のデザートに登場したホオズキの実の収穫です!
ホオズキって食べられるの!?と驚きましたが、「食用ホオズキ」というものがあるのだそう。
よく見る観賞用のホオズキよりも小ぶりです。
実を包んでいる袋が黄色やオレンジ色に色付いたものが収穫時。
中の実も鮮やかな黄色!
伊藤さん「収穫したものをその場で味わってみてください」
それでは、採れたてをいただきまーす♡
甘酸っぱくて味が濃厚!トマトのような、柑橘系のような風味です。
少し青みがかったものは酸味が強め。それもまたおいしい♡
たくさん収穫できました♪
そして、ここで収穫したホオヅキは、最後にお土産としていただきました。
近くのスーパーなどにはあまり売っていないからうれしいな♡
今回お邪魔した「和ごころ農園」では、季節に合わせた農業体験を随時、受け付けています。
これからの季節はサツマイモ堀りなどが体験できるみたい♪
ほかにも、時季によって田植えや味噌作りなどのイベントも開催しています。
すっかり農作業に夢中になって、1日があっという間に過ぎちゃいました♪
みなさんにとっても親切で、農家の一員になったみたいでほんとうに楽しかったです!
農業に興味があるという人はもちろん、週末に気分転換したいという人にもおすすめです。
実りの秋に、家族や友だちと農業体験に出かけてみてませんか♪
名称 | 和ごころ農園 |
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住所 | 岐阜県加茂郡白川町黒川162 |
体験料金 | 農業&釜戸炊き日帰り体験コース 1人3,000円(3名~) |
体験受付 | 2月中旬~11月 ※TELまたはE-mailにて要予約 |
TEL |
0574-77-1277 080-5163-0238 |
imac_ikazu@mac.com | |
Web | wagokoro.xyz |
wagokoronouen | |
備考 | 体験内容、人数、時間などの詳細は予約の際にご相談ください |