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岐阜県の最北から富山の県境にまたがる「白川郷・五箇山の合掌造り集落」。
世界的にも珍しい建築様式が残るとして、1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
手のひらを合わせた「合掌」の形にみえる、大きな“茅葺(かやぶき)屋根”が特徴ですよね♪
この変わった形の合掌造りには、いろんな工夫がされているんですって。
たとえば、屋根の角度が急なのは、積もった雪を滑り落としやすくするため。
また、ほとんど家々の窓が南北を向くように並んでいるのは、風向きや日光を考えての工夫なんだとか。
そんな人々の知恵が詰まった合掌造りが残る「白川郷」。せっかく行くなら色々楽しみたい!というわけで、グルメやイベントなど、白川郷観光のいろんな魅力をご紹介します♪
さきほどもご紹介した通り、合掌造りは世界的にも稀有な建築物。
その合掌造りが一体となって残る白川郷は、地域そのものが貴重な世界遺産なんです!
集落を歩くと、田んぼや水路があちこちにあって、昔ながらの暮らしを垣間見ることができます。
なんだか、昔ばなしの世界へ迷い込んだみたい!
そして、歩いても登れる展望台からは集落の全景が見渡せます。
まさに“ここにしかない”美しい情景が一面に広がりますよ!
こちらは、夏の白川郷。美しい緑の田園風景のなか、点々と並ぶ三角屋根。
独特で、でもどこか懐かしい気持ちにさせてくれます…。
秋には、山々が鮮やかに色づいて美しい紅葉の景色に…!
こうやってみると、四方を山に囲まれた集落ということがよく分かりますね。
流通の発達していない昔を思うと、この地での生活は大変なことも多かったはず。合掌造りは、この山あいの中でたくましく生き抜いてきた人たちの知恵の結晶なんですね。
合掌造りの特徴は、もちろん外観だけではありません!
建物の中にも先人たちの知恵がいっぱい詰まっていますよ。
白川郷集落の中には内部を見学できる合掌造りがいくつもあるんです♪
今回は、集落最大規模の合掌造りで、国の重要文化財に登録されている「和田家」へ!
中に入ると、雰囲気のある囲炉裏がお出迎え。
あったか~い♡
囲炉裏の上を見ると…あれ、天井に隙間が空いていますね!
これは、上の階からも囲炉裏火が消えていないか確認できるようにするためと、煙が最上階まで通り抜けて家全体を暖めるための工夫なのだとか。
さらに煙が屋根まで届くことで、茅葺屋根の防虫・防湿効果もあるそう!
続いて、屋根裏へ続く階段を上ると…途中に空間があり、収納スペースのようになっています。
なんと、高さのある屋根裏は、数階建ての構造になっているんです!大きい合掌造りでは屋根裏も入れて5階建てのものもあるんですって!
つまり、さっきの収納スペースは「2階」ということですね。
さらに階段を上ると、広々とした3階部分に到着!
白川郷で古くから続く養蚕の様子が展示されていましたよ。
そして、一番上の屋根裏はこんなかんじ♪
煙で燻されて黒く変色した柱や床板から、年月を感じますね。
ちなみに、柱材には金属釘などはほとんど使われておらず、荒縄で結ばれているだけ。何重にもがっしりと結ばれていますが、縄だけであの大きな屋根を支えているなんてびっくり!
合掌造りの内側には、外から見るだけじゃわからない、暮らしの工夫や長年受け継がれてきた技術が随所にちりばめられているんですね!
せっかく白川郷まで来たのだから、見て帰るだけじゃもったいない!
飛騨のグルメを味わいましょう♪
白川郷は年間150万もの人が訪れる人気の観光地。
地元のもち米を使用した五平餅やみたらし団子、飛騨牛の串焼きにコロッケなど、食べ歩きグルメも充実しています。
もちろんお食事処もたくさんありますよ♪
飛騨の名物料理といえば…飛騨牛の朴葉味噌焼き♡
香ばしい朴葉の香りと味噌の風味、甘みのある飛騨牛がベストマッチ!箸が止まりません♡
そのほか、イワナや蕎麦、漬物なども有名なのでぜひいろんな名物を味わってみてくださいね。
お腹が満たされたら、お土産探しも忘れずに♪
おうちでも楽しめる朴葉味噌や佃煮、お漬物といった食料品、
ほっこり心が温まるかわいい民芸品、
家族や友達へのお土産にもピッタリな限定お菓子などがいっぱい!
お土産を探しながら試食をパクリ!うん、おいしい♡
自分用にも買っちゃおうかな♪
合掌造りに触れ、グルメを堪能してお土産もゲットしたら大満足!…ではありますが、白川郷では、季節ごとにさまざまなイベントも開催されています。
イベントにタイミングを合わせて、旅の思い出をつくるのもいいですね♡
長い冬を終え、緑が茂りはじめた5月には、「田植えまつり」を実施。
菅笠(すげがさ)を被り、もんぺ、赤いたすきを身に付けた昔ながらの格好で、稲を植えていく体験ができちゃうんですよ♪こんな本格的な田植え、やってみたい~!
10月には白川郷の名物、米を発酵させた濁り酒・どぶろくを振る舞う「どぶろく祭」や、
11月には秋の風物詩、「消防一斉放水訓練」が行われます。
これは、火気厳禁である合掌造り集落の延焼に備えるための大切な訓練。
一斉に空高く水が吹き上げられる様子は迫力満点です!
そして、のどかで自然豊かな季節もいいですが、豪雪地帯ならではの情景が見られる冬の白川郷も見逃せません♪その目玉といえば、白川郷のライトアップ。
余計な灯りがない白川郷は日が落ちると真っ暗に。そして集落一体が白い雪に包まれる中、光に照らされた家屋がぽつ、ぽつと浮かび上がります。
展望台から見ると、白い屋根の小さな家が並んでいるようでかわいい♡
まるで、絵本の中の景色みたい…。
田んぼの水面に映る合掌造りの姿も、絵になりますね♪
障子窓からこぼれる柔らかい光が深い雪の中ぼうっと灯るさまもとても美しいです。
幻想的な景色に寒いのも忘れて、うっとり眺めてしまいました…。
期間 | 1月上旬〜2月上旬 ※詳しくはホームページをご確認ください (白川郷観光協会 shirakawa-go.gr.jp) |
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点灯時間 | 17:30~19:30 |
その他 | ※入場規制、駐車場などの詳細はホームページをご確認ください。 (白川郷観光協会 shirakawa-go.gr.jp) ※ライトアップの見学は完全予約制です。 ※ライトアップ開催日の展望台は15時以降閉鎖となります。 |
季節ごとに異なる表情を見せてくれるところも、白川郷の魅力ですね♪
私も今度は夏の白川郷を見て見たいな♡
白川郷には、世界遺産としての価値はもちろんのこと、グルメや工芸品、イベントなど、この地で培われてきた文化や暮らしにまつわる魅力もたくさんあることが分かりました!
皆さんも、ぜひ、いろんな体験を通して白川郷の楽しさを体感してくださいね!
名称 | 世界遺産 ひだ白川郷 |
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住所 | 大野郡白川村荻町2495-3(白川郷観光協会) |
問い合わせ | 05769-6-1013(9:00~17:00) |
Web | shirakawa-go.gr.jp |