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美人の湯として名高い下呂温泉街から、徒歩で10分ほどの場所にある「下呂温泉合掌村」にやってきました!
ここは、世界遺産の白川郷などから移築した合掌造りの民家が集まる野外博物館。
「合掌の里」エリアと「歳時記の森」エリアからなり、陶芸が体験できたり、飛騨地方ならではのグルメが味わえたりと、一日中たっぷり楽しめる施設なんですよ。
入り口を抜けると広がるのが、「合掌の里」エリア。
10棟の合掌造りがあり、往時の集落の様子が再現されています。
まずは、ひと際大きな「旧大戸家住宅」へ。
わ~!立派な茅葺屋根!!
「旧大戸家住宅」は間口21m、奥行12.3m、高さ13mと、合掌造りの中でも最大級の大きさ。国の重要有形民俗文化財にも指定されています。
釘や鎹(かすがい)を一切使わずに作られていて、建造に天保4年(1833年)から弘化3年(1846年)までの13年もかかったのだとか…。
入り口の土間には、建築された期間や、職人と家族の名前が記された「棟札」が掛けられていて、この棟札も含めて文化財なんだそう。
玄関を上がって初めの部屋には、囲炉裏があります。あったかーい♡
…ん?なんだか背後に視線を感じますよ…。
あれ、人形ですね(笑)
当時の様子を再現するために人形がいくつか展示されていて、奥には女性が働いていた台所などもあります。
2階は養蚕を行うための場所で、その頃に使われた道具がずらり。
当時の生活の雰囲気を体感できて、タイムスリップしたような気分になりました♪
続いて訪れたのは「影絵昔話館 しらさぎ座」。
合掌造りの民家が劇場になっていて、「劇団かかし座」による影絵劇を見ることができます。上演するのは下呂市に伝わる伝説を題材にしたお話。
今回、私たちが観劇するのは、下呂温泉発祥の物語「しらさぎ伝説」です。
影絵劇って初めて見るなあ…。わくわく♡
「劇団かかし座」は日本で最初の現代影絵専門劇団で、舞台が常設で見られるのはこの「しらさぎ座」だけなんだそう。
劇団員さんがスクリーンの後ろで道具を操り、色鮮やかな画面に漆黒の影絵が浮かび上がります。登場する人間や動物が、本当に生きているかのよう…。
息をのむほど美しい世界が目の前で繰り広げられ、物語へと引き込まれます。
上演が終わるとお客さんたちから大きな拍手が。お捻りも飛び交っていました!
続いて、手で影絵を表現する「手影絵ショー」が始まります。
まずは、劇団員さんがだれでも簡単にできる手影絵を紹介。
ふむふむ。これは、急須でお茶を注いでいるところですね。
手でやっているとは思えない~!私たちも挑戦♪
最後に、4人の劇団員さんが和楽器の奏でる音楽に合わせて動物の手影絵を披露。
鹿やリス、小鳥にウサギ…。数十種類の動物が次から次へと登場します。
まるで本物みたい!手だけでここまで表現できるなんて、本当にびっくりです。
この感動は、言葉や写真では伝えきれません。
ぜひ一度、実際の公演を見てください!
急須と湯呑みの手影絵をマスターしました♪
施設名 | 影絵昔話館 しらさぎ座 |
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上演時間 | 10:30~、12:00~、14:15~ |
休演日 | 水曜日(祝日の場合は上演) |
観劇料 | 300円 |
※※平成27年の公演は11/29(日)まで、平成28年の前期公演は2/20(土)~6月上旬(予定)
「しらさぎ座」を出て奥へ進んで行くと、作陶や陶器の絵付け、和紙の絵漉きなどが体験できる「飛騨工房」があります。
初めてでも挑戦しやすい陶器の絵付けに挑戦♪
好きな形の器を選んで、さっそく絵付けを開始!
鉛筆で下絵を描いて、絵具で着彩していきます。
会話も忘れてついつい夢中に…。黙々と作業を進めます。
描けました~!我ながら上出来♡
これを焼成してもらって、約1カ月後に完成品が手元に届きます。楽しみだなー♡
旅の思い出作りにぴったりですね。
休日は混むこともあるので、予約するのがオススメですよ。
施設名 | 飛騨工房 |
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料金 | 陶器の絵付/器代500円~ 陶芸(手びねり)/1,300円~ 陶芸(ろくろ)/2,500円 和紙の絵漉き/1,000円~ ※別途送料がかかります |
TEL | 0576-25-2239(下呂温泉合掌村) |
「合掌の里」エリアと地下道でつながっている「歳時記の森」エリアは、季節の草花が生い茂り、下呂の豊かな自然を満喫できます。
ちょっと一息つきたいな、というときには「茶房 萬古庵」へ。
“益田造り”と呼ばれる造りの古民家で、コーヒーや抹茶などのドリンクやさまざまなスイーツが楽しめます。
イチオシは「ばんこあんみつ(単品550円)」。ドリンクセットでいただきます♪
「ばんこあんみつ」には、地元産の刺身こんにゃくとはちみつで漬けたフルーツトマトが入っているんですよ。珍しい~!
これが、ほど良い甘さのあんこや抹茶アイスと相性抜群なんです♡
窓からは「合掌の里」エリアが一望でき、美味しいスイーツと素敵な空間に癒されました♡
下呂合掌村を訪れたらぜひ体験したいのが「森の滑り台(3歳以上1回100円)」。
「茶房 萬古庵」からしばらく坂を上っていくと、やっと滑り台の入り口にたどり着きます。
山の斜面に沿って作られたこのながーいローラースライダーは、なんと全長約175m!!
一気に滑り降りましょう♪
きゃー♡風が気持ちいい~!
想像以上のスピードが出て、スリル満点です!!
すごくおもしろくて、もう1回挑戦したいくらい(笑)
滑り台を思いっきり楽しみたい人は、スカートとヒールのある靴は避けるのがオススメですよ。
下呂温泉合掌村で遊んでいたら、あっという間に時間が過ぎちゃいます♪
ほかにも、飛騨の清流で採れた川魚が味わえるお食事処や、円空仏を中心に展示する「円空館」、名湯が気軽に堪能できる「合掌の足湯」など見所がいっぱい!
あと、鯉の餌やりも…(笑)。
友だちはもちろん、家族やカップルで訪れても楽しめます。
下呂温泉に来たら、必ず立ち寄りたいスポットのひとつですね♡
施設名 | 下呂温泉合掌村 |
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住所 | 下呂市森2369 |
営業時間 | 8:30~17:00(入場は16:30まで) |
定休日 | 年中無休(一部施設臨時休館あり) |
入場料 | 大人800円、小人400円 |
TEL | 0576-25-2239 |
Web | gero-gassho.jp |