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皆さんは、“日本三大稲荷”をご存知ですか?
諸説ありますが、ここ周辺では、京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷に並んで、岐阜県海津市にある「千代保稲荷神社」が、日本三大稲荷として知られています。
正式な読み方は、「ちよほいなり」。地元民には、「おちょぼさん」と、愛嬌ある名前で親しまれています。なんだか可愛らしい♪
おちょぼさんの魅力はいっぱりありますが、なんと言ってもその「物珍しさ」と「雰囲気」!
まず驚くのが、この賑わい!
いえいえ、初詣の光景じゃありませんよ。
おちょぼさんでは、月に一度、このような光景が見られるのです。
それは、「月越し参り」が行われる月末日。
月末の夜から翌朝まで、夜通し開かれる縁日には、県内外からたくさんの参拝客が訪れるのです。「来月もよろしくね」という気持ちで月末にお礼参りをしていたのが始まりだそう。
夕方になると、参道の両端には色とりどりの屋台や出店がギッシリ!なんと、月越し参りの日だけ営業して生計を立てているお店もあるんだとか…!うーん、この人出を見たら、それも納得。。(笑)
参拝客の目的は、もちろんお参り……。ですが、やっぱりこれを楽しみに来ている人も多いのでは?
そう、食べ歩き!
参道には、120軒以上ものお店が軒を連ねています。歩いていると、お腹がぐぅ〜っと鳴りそうないい匂いが、あちらからも、こちらからも。
まずは、名物の串カツ!
お店の前には、揚げたての串カツがどっさり!
おちょぼさんには、なぜか串カツ屋さんがたくさんあります。
さりげなくビールを片手に…いただきまーす♪
ホフホフ(笑)
揚げたてなので、サクサク、アツアツ!
串カツは、一本一本が小ぶりなので、どんどん食が進んでしまいます。普段はなかなか味わえない「立ち食いスタイル」も、新鮮で楽しい〜!
お会計は、串の数を自己申告します。(正直に…)
キャベツはプライスレス♡
他にも、串に刺さったきゅうりの漬物など。
おちょぼさんには漬物店も多く、試食がたくさんできるお店も!
私も、同行したアキちゃん行きつけの漬物店で、お土産をたっぷり買って帰りました。もちろん、試食もたっぷり♡
最後は、ベビーカステラをもぐもぐ。
出店だけでなく、たい焼きや大判焼きなど、子供から大人まで楽しめる屋台がたくさんあるので、初詣に来たようなワクワク気分が止まりません。
参道には、なぜかねこちゃんがいっぱいいました。
参道客におこぼれをたくさんもらっているのかな?
なんだか幸せそうな顔〜!
食べ物だけでなく、レトロな出店やお土産屋さんもたくさんあるので、何時間でも過ごすことができちゃいます。お店が参道の端から端までびっしりと並んでいて、歩くだけでも大満足!
ですが、忘れてはいませんよ?
もちろん、一番の目的は「参拝」ですから!
赤い鳥居にぼんやりと光を灯す提灯。
こちらもたくさんの人で埋め尽くされていますが、参道の賑わいとは少し違って、どこか厳粛な雰囲気が漂います。
おちょぼさんの魅力は、その幻想的な雰囲気だけでなく、ちょっと変わったお供え。
なんと、参拝時に、「油揚げ」をお供えするんです!
コンコン(笑)
藁で結った油揚げと、ろうそくの参拝セットを購入(50円)!
なんともお狐様が喜びそうなお供えです。
さ・ら・に…
本殿への階段を上ると見えてくるのがこちら。
たくさんの火が灯された燭台。とってもきれいで、ぼーっと見入ってしまいます。
そこに、先ほど購入したろうそくを献灯。
これは、火をお供えして身を清める意味があるのだそう。
「お参りした後も点いてたら、いいことあるかもね!」と、神饌台の横で油揚げを片付けていたおじちゃんが話してくれました。
さらに奥へ進むと…
提灯が飾られた社殿。
さすが月越し参り、参拝客もいっぱいです!
ここで、先ほど買った油揚げの登場です。
神饌台にお供えします。なんだかおもしろい光景(笑)
神饌台は、揚げの油でギラギラと光って見えました。
さて、私もしっかりとお参りを…。
(会社が儲かって、お給料がいっぱい貰えますように♡)
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たくさんの名物が並ぶ、参道の「食べ歩き」に、独特な「参拝」が魅力の千代保稲荷。
ぜひ月末の月越し参りの日に訪れてみてください!
ここで、この日にしかない空気感と“お参り”が楽しめますよ♪
名称 | 千代保稲荷神社 |
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住所 | 海津市平田町三郷1980 |
営業時間 | ※商店街各店は、通常は17時頃には閉店。月末日は翌3時頃まで営業。 |
駐車場 | 有料駐車場あり(一部無料駐車場あり) |
TEL | 0584-66-2613(社務所) |