
※こちらの投稿への回答は行っておりません。
風情ある町並みが人気で、国内にとどまらず、海外からも多くの観光客が訪れる、飛騨高山。
飛騨山脈からの清らかな水が流れるこの地は、古くから酒造りが盛んな銘酒どころ。あちこちに蔵元が点在しています。
そんな高山に来たら、地酒を味わう“酒造巡り”を楽しんでみませんか?
まず一軒目はこちら♪
「さんまち通り」の古い町並みに溶け込むように蔵を構える「舩坂酒造店」。
外国の方や観光客に日本酒を身近に感じてほしいと、敷地内にレストランやお土産処も併設している、間口の広ーい蔵元さんです。
お酒の販売コーナーに行くと、陽気なお兄さんが試飲をすすめてくれます!
舩坂酒造店の2大看板は、芳醇な味わいの「深山菊(みやまぎく)」と、反対にすっきりとした切れ味の「甚五郎」。甘口から辛口まで、幅広いタイプのお酒がそろっています。
「この『越冬酒 雪のひとね』は、冬の間、乗鞍岳の山頂で寝かせて作るんです。1回に300本しか作れない貴重なお酒なんですよ」。
とがったお酒が、氷温熟成によってまろやかな味になるそうです。
そんなお話を聞いたら飲まずにはいられません…!
どれどれ…ゴクッ。
確かに、強い香りとはうらはらに、舌の上ですーっと甘みが広がっていきます!
爽やかな余韻にじっくり浸りたくなる1杯です。
カウンターでの試飲は、一部有料のものもありますが、基本的に2~3口まで無料♪
でも、もっとゆっくり&たっぷりお酒を味わいたい~!という方におすすめなのが、こちら。↓
なんと、お店の中におしゃれなバーがあるんです!
その名も蔵バー「ふね」。
先ほどの試飲カウンターでお酒を注文すると、枡に注いでもらえます。
そのあとは、バースペースや中庭の望めるテラス席などでお酒を楽しむだけ!
お酒の種類は季節によって変わりますが、値段は1杯200円~!
「旅の思い出に1杯呑みたい」「ゆっくりとお酒を味わいたい」。
舩坂酒造店には、そんな願いをかなえてくれる素敵な空間がありますよ♪
店名 | 舩坂酒造店 |
---|---|
住所 | 高山市上三之町105 |
営業時間 | 8:30~20:00 |
定休日 | なし |
TEL | 0577-32-0016 |
Web | funasaka-shuzo.co.jp |
お次は、さんまち通り北側の端に位置する「平瀬酒造店」。
創業390有余。高山に現存する7つの蔵の中で、一番古い酒蔵です。
こちらの代表銘柄は「久寿玉(くすだま)」。
飛騨のブランド米「ひだほまれ」を使用しており、コクのある味わいが特長です。
15代目当主の平瀬市兵衛さんが出迎えてくれました♪
(ちなみに、平瀬家では代々“市兵衛”を襲名しているのだそう!)
お話を伺いながら、おすすめの「ひだほまれ純米大吟醸 久寿玉」を1杯。
キレが良く、深みがあります。米の旨みがしっかりと感じられる味わい。
飛騨の特産品・朴葉味噌などをつまみながら一緒にいただきたい…♡
「地酒というのは、地元の人に気に入られないと生き残れないからね。高山でしか表現できない味を大切にしてますよ」と平瀬さん。
平瀬酒造店では、日本酒をより多くの人に知ってもらいたいと、貯蔵蔵や仕込み部屋を回る見学ツアーを実施。事前に予約をすれば、誰でも参加できます。裏話を交えた楽しい解説を聞きながら、お酒ができるまでの工程をじっくりと見て回ることができますよ♪
「情報が味を豊かにするんです」と平瀬さんがおっしゃる通り、お酒ができるまでの工程を知ってから飲む日本酒は、きっと味わいも違って感じるのではないでしょうか。
店名 | 平瀬酒造店 |
---|---|
住所 | 高山市上一之町82 |
営業時間 | 8:15~17:00 |
定休日 | なし |
TEL | 0577-34-0010 |
Web | kusudama.co.jp |
駐車場 | 4台 |
いかがでしたか?
今回ご紹介できなかった酒蔵は、飛騨高山酒造巡りPart2で!
まだまだ各蔵元の紹介したい銘柄や見どころはたくさんありますが、それは、実際に蔵を訪れて、お話を聞き、お酒をいただきながら体感してください!
作り手の想いやこだわりに触れると、より飛騨高山の地酒の魅力が味わえるはずですよ♪