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土岐市のとっておきな美濃焼を集めた「TOTTOKI」

土岐市のとっておきな美濃焼を集めた「TOTTOKI」2015.10.23

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実はとっても古い、美濃焼の歴史。

美濃焼

日本最大のやきものの産地の一つとして知られる「土岐市」。
この土岐市と岐阜県の多治見市、瑞浪市、可児市を主の産地とした陶磁器を“美濃焼”と呼びます。
美濃焼の生産量は、国内で生産される食器の約半分をしめているそう!
すごい・・・

美濃桃山陶

美濃焼の歴史は長く、約1300年前の飛鳥時代、須恵器と呼ばれる土器が焼かれたことが、美濃焼のやきもの文化の始まりとされています。

そこから時が流れ、安土桃山時代。
個性あふれる「美濃桃山陶」が注目をあびました。
中でも「黄瀬戸」、「志野」、「織部」と呼ばれるやきものたちは時代を超えて愛され、多くの陶工がその美しさに近づこうと挑み続けました。

陶磁器生産量日本一
陶工

その後、時代によって、明治から昭和にかけて、衰退の危機に追い込まれた美濃焼。
そこで日常雑器を焼く陶工たちが増え、効率的な分業制が取り入れられました。
これが陶磁器生産量日本一への道のきっかけと言われています。

そんな歴史ある美濃焼。
今もなお、たくさんの陶工たちから、さまざまなやきものが生み出され続けています。

美濃焼の魅力を伝えるために始まった、新たな事業

TOTTOKI

この「TOTTOKI」は、その一つ。
今年の3月に発行されたフリー冊子です。

陶磁器業界の次代を担う後継者たちが集まり、アイデアを出し合って美濃焼のこれからを考える中で生まれました。

いろんな窯元があって、いろんな人がいて、生み出されるいろんなやきものたち。
まずは「知ってもらうことから始めよう」と土岐市美濃焼の中から選ばれた13の器の魅力がこの一冊に詰まっています。

今回はその中でも3つの窯元さんをピックアップしてご紹介します♪

清らかな“白”を味わう。

ミルクシリーズ

どんぶりの生産が盛んな駄知町。
その小高い、見晴らしの良い坂の上に「藤山窯」はあります。

家業である上絵付けの仕事よりも、土からなにかを作りだすことが好きだと思っていた当主の加藤賢治さん。

作業場の隅にある展示場には、土の味を出すことを大切にして作ったナチュラルな風合いの器やお皿などが並んでいます。

中でも柔らかな白が魅力の陶器、「粉引」に魅せられて30年。

粉引
手掘りで凹凸を出す技法

その白い地肌に一本一本、手掘りで凹凸を出す技法をさらに足し、流れ込んだ化粧土の隙間から、赤土の素朴な表情をのぞかせています。
この土の温かみを引き立たせるために大切なのが“白”の存在。
この清らかな色合いは加藤さんのこだわり。

「ミルクシリーズ」と名付けた器たちは、多くの女性たちから人気を集めています。
どんな時も、どんな料理もさりげなく引き立たせてくれる、シンプルでいて温かみのあるデザイン。
毎日の暮らしが楽しくなる器です♪

藤山窯
商品 ミルクシリーズ『しのぎ手スープ碗』2,850円(税別)
窯元 藤山窯
住所 土岐市駄知町2321-144
TEL 0572-59-4821

美濃の力を世界へ。光を放つ“陶器”。

ぎやまん陶

とっくりの生産地として栄えた下石町。
とっくりをモチーフにした「とっくりとっくん」という愛らしいオリジナルキャラクターも有名です♪

この町にある「カネコ小兵製陶所」では、今までにない、新たな美濃焼を生み出しています。

このガラスのような輝きを持つ「ぎやまん陶」。
一度は見かけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

3代目の伊藤克紀さん

生み出したのは3代目の伊藤克紀さん。
めざしたのは日本の伝統工芸である「漆」の優雅で艶やかな美しさ。

試作を繰り返して2年半が経過した頃、ガラスのような透明感と、漆の溜塗のような奥行きのある深みがある器が完成。
その特別な存在感と美しさに、ガラスを意味する「ぎやまん陶」と名付けたそうです。

平成22年には世界最大の国際消費財見本市「アンビエンテ2010」に出展。
さらに、パリに本店をかまえる有名ファッションブランドのバイヤーの目に止まり、パリでの販売も始まったそう。

日本の伝統的な菊の紋をかたどった「ぎやまん陶」。
日本の誇りを、世界へ、次の世代へと伝えてくれています。

カネコ小兵製陶所
商品 『ぎやまん陶』1,050円(税別)~
窯元 カネコ小兵製陶所
住所 土岐市下石町292-1
TEL 0572-57-8168
Web ko-hyo.com

今も昔も“薄さ”を求めて。

透かしの碗皿

18世紀、ヨーロッパで磁器は“白い黄金”と呼ばれ高い注目を浴びていました。
その“黄金”に憧れたヨーロッパの商社が「こんな器を作れないか」と薄く焼かれた珈琲碗皿をこの妻木町に持ち込みます。

これこそ、妻木町が薄型の磁器作りが盛んな町と言われるようになった由来だそう…!

明治より続く磁器専門の窯元「丸直製陶所」。
現在は6代目の奥田将髙さんが、その光を通すほど薄いティーカップやマグを制作しています。

光にかざすと、中に注いだ液体が透き通るほど。
その薄さと軽さは、驚くほどです。

6代目の奥田将髙さん
光を通すほど薄いティーカップ

難しいのはその薄さ。作っている最中に、すぐに割れてしまったりするそう。
型に入れた水気の多い柔らかな土を、コテと指の感覚のみで、薄く引き上げるように伸ばしたら、専用の型に載せ、伏せて焼きます。
明治の初めから、まさに10年以上の歳月をかけて生み出された製法だそうです…!

「飲み物の美味しさが全然違うと言ってもらえるんです」と奥田さんは、さらなる“薄さ”を求めて、日々作陶されています。
職人たちの薄さを求める想いと長い歴史は、こうした「喜んでほしい」という追求心があって、継がれていくんですね。

丸直製陶所
商品 『透かしの碗皿』3,000円(税別)
窯元 丸直製陶所
住所 土岐市妻木町116
TEL 0572-57-6433

土岐市には、今回ご紹介した3軒のほか、本当に多くの窯元があります。
窯元にあるギャラリーで実際に器を見て、触って、そして、器に宿る陶工たちの生き方や、その想いに触れることでより一層、器が好きになること間違いなし♪

あなただけのとっておきの器を見つけに、出掛けてみませんか。

掲載情報は2015年10月23日配信時のものとなります。
掲載時と内容が異なる場合がありますので、詳細は直接お問い合わせください。
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